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映画6/カポーティ
2014-03-12 Wed 22:39
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えーと、このコーナーは、どうやら2012年の6月以来のようです。

2月2日に薬物の過剰摂取で他界した、フィリップ・シーモア・ホフマン。ポスターの人、その人です。基本的には名脇役とされる人ですが、この映画では2005年のアカデミー賞主演男優賞を獲得していまして。ちなみにゴールデングローブ賞と、英国アカデミー賞の主演男優賞も獲得しています。

「カポーティ」って名前くらい聞いたことのある人も多いのではと思いますが、かの有名な「ティファニーで朝食を」の作家で知らせる人ですねー。そのカポーティーの代表作である「冷血」の執筆に至るまでから、執筆したあとまで... が今回の映画の内容。もちのろんで、実話です。


1959年、カンザス州の小さな町で、一家4人が惨殺されるという事件が起こった。「ニューヨーク・タイムズ」紙でこの事件を知り興味を持ったカポーティは、幼馴染のハーパー・リーと共に現場に向かう。

事件をノンフィクション小説の題材にしようとした彼は、取材を進める中で、自分と同様に子供時代に家族に見捨てられた死刑囚と友情が芽生え始める。死刑執行により事件が完了し、小説を早く完成させたい自分と、死刑囚を「友」として助けたい自分の間でカポーティの気持ちが大きく揺れ動き、精神的に疲弊していく。この小説の後にカポーティが作品を書けなくなった心理的な経緯を赤裸々に描くストーリーとなっている。



基本的にシーモア・ホフマンって嫌味な役とか一癖ある役ばっかりなんですが、まぁこの映画でもその才能を遺憾なく発揮しています。喋り方が常時、赤ちゃん言葉のような感じです。これはカポーティの真似をしてるんでしょうが、まぁ一癖も二癖もあるような喋り方です(笑)

これは「犯人の気持ちが理解できるか」って部分が重要な気がします。というのも、劇中でなかなかカポーティに心を開いてくれない容疑者に対して、自身のあまり良くない生い立ちを話して心を開かせるシーンがあるのですが、この1家4人を惨殺した容疑者も生い立ちがひどかったようで。そうして二人は心を通わせていくのですが、個人的にどんな事件であろうと「生い立ち」って関係ない気がするんですよね。まぁ人間形成に影響を与えるという意味では0ではないと思うのですが、生い立ちが悪い=惨殺しても同情される... では、ないですからねェ。。

そういう意味で、個人的にはカポーティならびに容疑者に対する感情移入が出来ませんでした(「モンスター」という映画も同じような感じですね)

ただアメリカが生んだ偉大な作家がこれ以降、作品を書けなくなってしまったという事実には目を見張るものはあると思います。そして、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技は素晴らしいですね。



フィリップ・シーモア・ホフマンに哀悼の意を表して。







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