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HEAVEN AND HELL/The Devil You Know
2011-04-19 Tue 22:39
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2009年発表作品

1. ATOM AND EVIL
2. FEAR
3. BIBLE BLACK
4. DOUBLE THE PAIN
5. ROCK AND ROLL ANGEL
6. THE TURN OF THE SCREW
7. EATING THE CANNIBALS
8. FOLLOW THE TEARS
9. NEVERWHERE
10. BREAKING INTO THE HEAVEN



ディオ+ブラックサバスがHEAVEN AND HELLというバンド名義で92年以来、15年ぶりに復活したのは2007年のこと。そこからバンド内にマジックが生じたことを感じたメンバーは新作の制作に取りかかり、復活から二年後にリリースされたのがこのアルバム。惜しくもボーカルのロニー・ジェイムス・ディオは昨年五月に胃癌により天に召されてしまったので、事実上このアルバムがこの名義では最初で最後のアルバムとなってしまいました。

個人的にはディオがサバスに加入して発表された1作目のアルバム「HEAVEN AND HELL」の様式美と暗黒世界の絶妙なマッチングを期待したかったのですが、再結成のきっかけになった07年に発表されたディオ時代のみのベストアルバムに収録されていた新曲3曲がそんな雰囲気でもなく..... まぁ、言わばその3曲の延長線上にあるのがこのアルバムと言ってもいいでしょう。

トニー・アイオミの地を這うような重々しいギターリフは健在で、時折ディオが様式美のエッセンスを醸し出しますが基本的には初期サバスに近いような作品だと思います。オジーとディオでは歌唱法もスタイルも異なるシンガーなので、言ってみれば初期サバスのディオ風解釈といった所でしょうか。個人的には1と3が好きで、特に3は名曲「HEAVEN AND HELL」に通じる精神性のようなモノを感じますね。発表当初はあまり馴染めずにいたアルバムなのですが、この暗い状況で聴くと感慨深く聴こえるものですね.... 決して元気になれるアルバムではありませんが、何かしら思うことがそれぞれにあるような..... そんな作品であると思います。



堕ちるのは簡単だが 立ち上がるのは至難の業だから

一緒に力をあわせて立ち上がらなきゃいけない

これが変革

パワーとハーモニー

でも永遠なんて有り得ない

原子と邪悪


Atom And Evil より








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Gamma Ray/Land Of The Free
2010-01-14 Thu 08:35
gamma

1995年発表作品。

1.Rebellion In Dreamland
2.Man On A Mission
3.Fairytale
4.All Of The Damned
5.Rising Of The Damned
6.Gods Of Deliverance
7.Farewell
8.Salvation's Calling
9.Land Of The Free
10.The Saviour
11.Abyss Of The Void
12.Time To Break Free
13.Afterlife


来月約2年ぶりとなる新作を発表するガンマ・レイ新作発表記念ということで、今回はガンマ・レイの最高傑作とも名高い4thアルバム「Land Of The Free」をご紹介します

ガンマ・レイはハロウィンを脱退したカイ・ハンセンが中心となり立ち上げたバンドで、1st~3rdまではラルフ・シーパースというドイツ産ロブ・ハルフォードとも言われたシンガーを有していましたが、方向性の違いから本作のレコーディング直前に脱退。という事で、カイ・ハンセンがハロウィン初期に立ち返り自らがギターとボーカルで挑んだのが本作です。ボーカリストとしての力量は圧倒的にラルフが上回り、カイの声質そのものも<魔女のような声>と非難されたりもしますが、それを補って余りあるのが楽曲の素晴らしさでしょうオペラティックで大仰な曲から疾走チューンまでを完全網羅し、それまでのバンドの作品は当然のこと、ハロウィン時代ともまた違う威風堂々とした作品に仕上がっています。曲順も練りに練られていて、1曲目がなんと8分超えの大作。パワーメタルのアルバムを聴いてるのに、アコースティックギターのアルペジオから始まるのですから(笑)そして2曲目がバンドを代表するアグレッシヴな疾走チューン!普通大作ってのは最後の最後まで取っておくモノですが、1曲目からしっかり「聴かせてくれる」、そしてまだまだ始まったばかりだぜ?と言わんばかりにパワーメタル史上最も名曲と言える2を持ってくるんだから、これはもうお手上げです(笑)そして9ではバックコーラスで、12では1曲丸ごと、ハロウィン時代の盟友マイケル・キスクがゲスト参加で歌声を披露してくれています重厚な構築美と言う鎧を纏い、楽曲の骨(生命線)はあくまで美しいメロディ。ハロウィンにキーパー・シリーズがあるように、ガンマ・レイにはこの作品がある..... そう言っても過言ではないほど素晴らしい作品です。

アーライ










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GUNS N' ROSES/CHINESE DEMOCRACY
2009-12-26 Sat 16:40
guns


2008年発表作品。

1. Chinese Democracy
2. Shackler's Revenge
3. Better
4. Street of Dreams
5. If the World
6. There Was a Time
7. Catcher in the Rye
8. Scraped
9. Riad N' the Bedouins
10. Sorry
11. I.R.S.
12. Madagascar
13. This I Love
14. Prostitute



制作期間14年、総制作費14億円、収録曲14曲!という謡い文句で発売された幻の名盤「Chinese Democracy」。オリジナルメンバーはボーカルのアクセル・ローズのみとなり、それまでのガンズとは一切合財かけ離れているのが特徴です。00年当時に大流行を巻き起こしたモダン・テクノロジー的なサウンドも今聴けば新鮮味はなく、どうしてこれを今さら・・・ という気がしなくもありませんが、腐っても鯛とはアクセルのこと。楽曲のクオリティは恐ろしく高く、ツアーで喉を酷使していないせいか(それとも太ったせいか)声は全盛期に勝るとも劣らないほど出ています。

先に書いた通り、現在のガンズにはオリジナルメンバーがアクセルしかいなく、また楽曲の雰囲気がガラリと変わってしまったことから「これはガンズではない」という意見が沢山ありますが、それでも僕は言いたいのです。

「アクセルの声さえあれば、それはガンズだと」

話は変わりますが、逆算して考えてみてください。このアルバムがリリースされたのが2008年。そこから14年引くと、つまり1994年からこのアルバムの制作に着手していたことになります。当時アクセルはナイン・インチ・ネイルズを筆頭とするインダストリアル・ロックに注目していて、結果的に世紀末~00年当時にかけてモダン・テクノロジーを駆使したサウンドが大流行しました(なんたってエアロスミスですら、それをやっちゃうくらいですから)結果的には00年にリリースすると言われたこのアルバムは、それから更に8年の歳月を費やし2008年に発表されることとなり、ちょっと時代遅れ感の漂う内容になってしまいましたが、やはりアクセルには先見の明があったと言えるでしょう。ただ極個人的にはハードロックに分類されるガンズが、より大衆的なロックサウンドで覆ったこの作品を顧みるに時代性などは関係ないような気もするのですけどね・・・・・(こういう音楽聴いてる人って基本的にタイムレスな人ばっかりじゃないですか?)

このアルバムからちょうど1年経って、ガンズのワールドツアーがスタートしましたが、ここに収録されている楽曲がこれからのツアーでどのように成長していくのかがとても楽しみです。


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HANOI ROCKS/BURIED ALIVE
2009-12-17 Thu 17:27
hanoi
hanoi
hanoi

Tragedy
Motorvatin’
Boulevard Of Broken Dreams
Street Poetry
Cafe Avenué
Obscured
Hypermobile
Fashion
Love’s An Injection
Whatcha Want
Problem Child
Mental Beat
Underwater World
Power Of Persuasion
A Day Late, A Dollar Short
I Can’t Get It
Back To Mystery City
Until I Get You
Beer And Cigarette
Worldshaker
Don’t You Ever Leave Me
11th Street Kids
Malibu Beach
High School
Travelin’ Band (特別ゲストボーカル:Nasty Suicide)
Taxi Driver
Lost In The City
People Like Me
Delirious
Oriental Beat
Million Miles Away
Up Around The Bend


今年4月にフィンランドはタバスティア・クラブで行われたハノイロックスのラストライヴが発売されました僕はジャパンツアー@仙台公演に行きましたが、ほんとにこれで解散なの?と思えるくらいエネルギーに満ちたライヴを、またDVDで見返すことが出来て本当に嬉しく思います

やはりラストライヴだけあってセットリストが豪華約2時間半に及ぶライヴを完全収録。そしてハノイ最後の1週間と題して12分間のドキュメンタリー映像も収録されていますんで、この会場となったタバスティア・クラブ、収容1000人にも満たない小さなライヴハウスで、もちろんステージもめちゃくちゃ狭いんです。その狭いステージを所狭しと駆け回るマイケル・モンローがなんとカッコイイことそしてマイケルが曲紹介をしている横から「さっさと次の曲やろうぜ~」と横槍を入れるアンディ(笑)しかも1回や2回じゃないですからねそして脇を固めるコニー、AC、ヨッレもカッコイイったらありゃしません未だマイケルとアンディの二人で語られることの多いバンドですが、そりゃあ間違いってもんでこの5人でハノイロックスなんだな~と。ここに収録されている映像にはバンドのケミストリーというものがなんたるかを証明しているような気がするのです。ロックバンドというのは、ともすれば大きなビジョンや派手なパイロに頼ってしまうきらいがありますが、ここにあるのは純真なロックバンドとしてのあるべき姿。小細工は一切なし。すべてがリアル。ちょっと口説くなってしまいましたが(笑)

さてさて、ラストライヴということで終盤に差し掛かったところで、80年代のオリジナルメンバーであるナスティ・スーサイドも登場アンコール1曲目のMillion Miles Awayではアンディがくわえ煙草をふかしながらピアノを弾き始め、マイケルの物憂げなサックスとギター・・・ この曲ピアノを使うのでライヴでは滅多に演奏されない曲なんですよ。曲の途中でマイケルがこう言います。

「これはお前の歌だよ、ラズル」

ラズルとは84年事故で急逝したハノイロックスの2代目ドラマー。彼の死によりバンドは一度解散し、永い眠りにつきます。ファンはみんな大号泣してます。僕も画面を観ながら目が潤んでしまいました・・・・

ラストは再生時~2008年までドラムを叩いたラクも登場し、タンバリンを叩きながらコーラスで参加ナスティもいるので、狭いステージに総勢7人という大所帯に(笑)ハノイロックスらしく明るく楽しく終焉を迎えます。

これはファンならずともロックを愛する人間ならば必見のDVDと言えるでしょうこのDVDのタイトルを直訳すると「生き埋め」。そう、ハノイロックスは解散しても永遠に生き続けるのです願わくば三度掘り起こされることを願って・・・・



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